キツネの意を狩る虎

愚痴多め。時々旅行。

壮大な話(多分)

弟は鍼灸医をやっている。

自宅の敷地内で開業してる。

ただ、あまり宣伝してないからか患者は少ない‥多分。

 

それを見かねた父が、「親が土地買って弟の診療所を作ってやる」とか言い出した。

土地買うと言っても場所は、現在畑やってる場所の一部を改造?してそこにプレハブみたいなのを建てる。というのが初期案←ここ大事

 

この初期案段階では弟も、「んー‥。まぁ、いいか?」みたいな、ちょっと心配だけどみたいな感じでOK出してた。

 

 

それからしばらくして。

父は猛然と取り掛かり。

知り合いの設計士、会計士、税理士等そのへんの詳しい人たちに聞きながら、父が「弟診療所計画」の建物内部の図面描いてた。

父の仕事柄、図面や設計図を書くことは出来るので問題はないはず‥だった。

 

ただ、建設予定地の場所が畑の一角ということで、農地扱い。

農地だと諸々そういう建物は建てられない?とか何とか言われたようで、じゃあ!

と、謎の張り切りを見せる父。

 

この辺りから不安になってきた。

 

さらに話が父メインだけで進み。

父の書く図面が物凄い内装に変貌を遂げていた。

当初の予定の倍の土地面積と建物と内装の図面💧

さらに他の界隈の人の話を聞きながら図面を書くたびに、広がる図面と土地面積と内装。

 

いや、何で?

ど素人の私が見ても明らかにおかしい😅

父は完全に1人オーバーヒートしてる状態で、最終的には「地元出身の市議に話を通す」とか言い出して、本当に電話してなにやら強引に話してた。

いや、父にそういう知り合いいたという方に驚いた。

 

さらに父1人が勝手に加熱していく、弟診療所計画。

さすがにヤバいと思った弟本人が、文書数枚にしたためて計画中止を立案、直接話し合い‥しようにも、父1人で猪突猛進してるので一向に話を聞こうとしないという暴走っぷり😨

 

さすがに母もヤバいと、次兄(水道屋社長)、弟、母、父で話し合うことに。

次兄は、冷静な判断が出来る抑えとして母が呼んだ。

 

話し合い会場が私の部屋の隣だったので、流石に聞きたくなかったんでヘッドホンしてゲームやテレビ見てた。

それでも聞こえる父の声。

 

しばらくしたら、「もう知らねぇ!!親父じゃ話合にならねぇ!!💢」という言葉と共に部屋のドアがバァァーン!と開いて出ていく次兄。

次兄でも抑えきれなかったか😅

 

後から母に聞いた話。

話し合いの間父はずっと、「今更計画中止出来きるか!」「いろんな人の手を借りてここまでやったんだぞ!」「今更中止なんかしたら恥ずかしくて表歩けねぇ!」等々喚いてたらしい。

「俺のやることなすこと皆で反対しやがって!」とも言ってたとか。

「恥ずかしくて表歩けねぇ」は正直理解不能

 

暴走しすぎだろ。

弟は「もうやらなくて良い」言ってるのに、謎に突き進む父。

 

結局は弟診療所計画は中止になったけど。

色んな人にお世話になり、設計関係の人への支払い?にン千万円出すとか何とか言ってて、本気で「何で?」だった。

素人目にも明らかに、なんでそんな大金が必要なのか?とか不思議だった。

今考えると、税理士とか会計士とか建設関係の人たちにカモにされかかってたのかと思ってる。

一応、彼らとは父の昔からの仕事関係で付き合いはあったけど、それを逆手に取られかな。

 

父は謎の暴走状態になってるし。

話と土地から建物の規模がどんどん大きくなっていくし、怖かった。

規模としては、初期案のプレハブ系建物から、一軒家がドンと立つ方向になってた。

 

仮に本当に建てたとしても、その費用を全額父が出すというわけでもなく、弟にドンとローンになってしまうという、最大級のトラップになるという。

 

次兄が結婚して、数年したらいきなり次兄家族の家が建つ話が出来てた。

と、思ったらもう建ってた。

後年次兄に聞いたら、「本当にいきなり親父に家建ててやる」言われたけど、最終的にはローンとして残った😮‍💨」て言ってたし。

 

 

話されたけど、弟診療所計画は中止になったのもあり、自宅の敷地内で鍼灸医開業中です。