キツネの意を狩る虎

愚痴多め。時々旅行。

神経性胃炎

もう今から30年くらい前かな。

高卒で働いてた会社が今で言うブラックでした。

社長とその身内の親族経営で社長のワンマン、身内の我儘と絵に描いたようなブラックでした。

 

•朝礼で読まされる会社の社訓みたいな分厚いファイル(重い)

•朝礼で読まされる会社のなんたるか的な小冊子

•ラジオ体操

•和菓子工場だったから、指の皮がずり剥けるまでやった商品の選別(素手作業)

•返品されて来た品物を再加工して再出荷

•社長の姉が店長の店舗への無理な注文

•配達担当の人のミスなのになぜか怒られる

•社長の判断ミスにより大量に返品された生物商品

•それを上手く仕分けてた先輩をなぜか社長が激怒し、先輩辞めて行った

•社長宅が工場敷地内にあったので、社長の愛犬が工場内をウロウロ徘徊

•ありえない残業(終電間際帰宅)

 

諸々あったけど、ざっくりこんな感じだった。

今みたいに衛生面どうのとか問題になる前とはいえ、酷すぎたなぁ。

工場内の倉庫は隙間だらけで、野良猫が入り込んで出産してたとかあったし。

 

そんな問題しかない会社なもんだから、ストレスだったんだなぁ。と

 

神経性胃炎になって、毎日繰り返される胃痛とそれによる食事がまともに出来なくなる。

一応会社の人に相談したら、なんでか「飲んで効く温泉水」みたいな怪しげな物飲まされたけど、当然効かないw

むしろ悪化し、どんどん落ちる体重と気分の悪さ。

ある朝とうとう胃液吐いてどうにもならなくなり病院へ。

神経性胃炎と診断され薬も処方されたけど、根本が解決してないから治らない。

結局は耐えららなくなって辞めたけど、そういう精神的な物が理解出来ない親からもキツイ事言われた。

「甘ったれるな」「そういうのは甘え」「なんで我慢出来なかった」「我慢してでも働け」「一度就職したら一生そこで働くもんだ」

等々。

 

体壊して精神すり減っても働けと?

 

神経性胃炎がとりあえず治るまで働こうとは思えなかった。

 

ただ、こういうのに1度でもなると、何かのきっかけで再発するのを繰り返すからしばらくは大変だった。